フラペの富士ヒルブロンズクライマー

ロードバイクを始めて富士ヒルクライムのブロンズを獲得

ロードバイク納車と現実の壁

2016年10月

ロードバイクが納車された。

 

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ここでロードバイク

初心者の誤解あるある?

 

ロードバイクに乗れば

誰でも速く走れるぜ!!

坂道でもスイスイだぜ!!

 

確かにママチャリに比べたら

重量は軽いし、ギアは豊富だし

速く走れるのは間違いない。

 

でもある程度の巡航速度を出したり

100kmを越える長い距離を乗ったり

坂道をスイスイ(?)と走るには

やっぱり乗り手のフィジカルとスキルが必要。

 

100万円を越えるような

高価な自転車に乗ってもそれは同じで

自転車のエンジンはあくまで人間であり

ペダルを回すパワー(筋力)や

ロードバイク特有の前傾姿勢を維持する体幹

そして何よりベースとなる

長時間乗り続けられる体力と

精神力(根性)が必要なのだ。

 

そうとは0.0001ミリも知らずに

勢いよく自宅から南へ

10分くらいの所にある丘

(2km 平均勾配5%)に

繰り出すも全く坂を登れない。

 

すぐに息が上がり、足をついてしまう。

(たかだか50m上昇地点)

 

え!?

せっかく高いカーボンの

ロードバイクを買ったのに

たったこれだけしか

走れない(登れない)なんて・・

こんなはずでは・・

 

実はロードバイクを買う前に

このケガした足でも

自転車に乗れるのか!?

痛みは出ないだろうか!?

という不安をクリアするために

すでに同じ丘の坂道に

折りたたみ自転車で

チャレンジしていた。

 

ところが

折りたたみ自転車で登ってみた

ほぼ同じ場所で止まってしまう・・。

 

悔しかったというより

そこで初めて

やるべきものが

ハッキリ見えてきた。

 

ランニングはやりたくてもできなくなった。

でも自転車なら走ることができた。

挑戦ができる。

 

これはよく考えれば

マイナスでも何でもなく

むしろ喜ばしいことだ。

 

走れないのなら

走れるように努力したらいい。

坂道が登れないのなら

登れるように努力したらいい。

 

再び挑戦できるものが

見つかったのが嬉しかった。

再びポタポタと流れる

汗をかくことができるのが

たまらなく嬉しかった。

 

自転車に対して

ただの道具ではなく

心の底から純粋で、

そして熱くなるような

何ともいえない

感じたことのない

特別な感情が芽生えた。

 

 

2016年の秋

それから坂道への挑戦が始まる。